中央線の謎
所謂「中央線」ことJR中央本線の東中野駅〜立川駅間約22kmがほぼ一直線*1なのは結構有名な話で、なんでも建設当時の予定地周辺に何もなかったから定規で直線を引いたからだとか*2。
だけど、地図で見ると東中野駅から真西に延びているのではなく、少し南に傾いている。角度にしておよそ4度。これが一体何故なのか、ずっと不思議だった。もし前述の理由で直線になったのなら、わざわざ4度傾ける必要がない。大体4度という角度が不思議でならない。検索してたら2chの(何故かニュース速報+の)「【山梨】 「ここ10年で最悪」のペースに迫る 山岳遭難100人 行程を調べていない、地図を持参していない準備不足が多い」の>>35
「中央線を建設した当時、磁石が北を指すということしか知られておらず、磁北と真北の違いが知られていなかったため、磁北を北と考えて作ったから。」
という説を見つけたけど、国土地理院の偏角一覧図を見れば分かるとおり、東京西部の磁気偏角はおよそ西偏7度なので、もしその説が正しいなら真方位263度(つまり、西向きで7度南にずれる)となるはずなので、間違い。大体、新宿駅〜立川駅間が完成した*31889年(明治22年)に磁北と真北の違いが知られていなかったというのは、いくらなんでも嘘くさい。
一体何故傾いているんだろう。誰か知っている人がいたら教えてください。