シルバーウイーク

依然として予定のない休日は出かけてばかりいる。

鰻を食べたくなった。
鰻の蒲焼きには、関東風(背中から開いて、頭を落として、等分に切って竹串に刺し、蒸してからたれにつける)と関西風(腹から開き、そのまま金串に刺し、蒸さずに焼きながら柄杓でたれをかける)があるのは有名だけど、その分岐点が大体浜名湖のあたりだというので、どうせなら中間地点で食べてみたいと思い、新居関まで行くことにした。
食べたのは新居町「うなぎ処 かねはち」

香ばしくて柔らかく、おいしかったです。ちなみにこのお店は関東風。
食後、浜名湖観光の拠点となる(らしい)舘山寺へ。ここで、なんとデジカメにメモリカードを入れ忘れていることに気づいてorz
次に「夜のお菓子」で有名な、うなぎパイ春華堂「うなぎパイファクトリー」で工場見学。ここの見学は事前予約不要。しかも、見学するとうなぎパイミニ(3枚入り)が無料でもらえる。

そして、石垣いちごが並ぶ中にある久能山東照宮へ。ところが、表参道の石段にまさに到着したタイミングで、拝観時間の午後5時を迎えてしまい、拝観は断念。

その後、東名が大和TNから御殿場ICまで伸びる大渋滞だったので、裾野で降りて箱根峠→TOYO TIRESターンパイク→国道134号で帰宅。途中、ターンパイクの料金所ですすきをもらい、秋を感じた。仙石原のすすきもそろそろ見頃らしい。

先輩から「そばを食べに行こう」と誘われたので信州・安曇野へ。
行ったのは先輩お薦め、穂高駅近くの「寿々喜」。うすうす感づいてはいたものの、大盛り天ぷらそばを頼んだところ、後悔するほどの山盛り…

量は多いけれど、味も大変においしいそばでした。個人的にはそばつゆのしっかりした味が印象的。
そば以外ノープランだったので、食後は近くにある大町ダムを見学し、管理事務所でダムカードゲット。

やっぱり重力式ダムは威圧感がすごいね。圧倒的な迫力。

次に、久しぶりの木崎湖へ。今日だけでもすでに4人が海ノ口駅のノートに書き込みをしている…
帰りは中央道の渋滞を嫌って大月→都留→道志みち宮ヶ瀬ダム→東名厚木ICルート。最近、渋滞の距離が長くなっている気がする。

俳優の杉浦直樹さんが亡くなったというニュースを見て、ドラマ「岸辺のアルバム」の舞台をみたいと思い、折角なら河口から源流まで辿ってみることにした。

多摩川の河口は羽田空港のすぐそば。先日新設されたD滑走路は、多摩川の流れを妨げないように、一部が桟橋のような構造になっているのだそうだ。

これが「岸辺のアルバム」、ひいては1974年の狛江水害の舞台となった「二ヶ領宿河原堰」。宿河原堰によって河川の流れが阻害され、本堤防が破堤し、19戸の民家が流出。最終的には建設省自衛隊らによって宿河原堰は爆破処理されたという、大変にショッキングな事件だったらしい。
本当は二ヶ領用水の久地円筒分水も見たかったんだけど、時間と駐車スペースがなかったため、またの機会に譲ることにした。まぁ近いしね。

さらにがんがん西進し、とうとう小河内ダム到着。多摩川の源流はこの先、山梨・埼玉県境の笠取山「水乾」水源といわれているけど、さすがにそこまで行くにはがっつり登山が必要なので、今日はここまで。
小河内ダム台風15号の影響で洪水吐ゲートから放水中だった。ここのダムの洪水吐ゲートが稼働するのは年に数回しかないらしいので、結構ラッキー。さすがに放水量は30m^3/sと少なめだったので、副ダムは満水にはなっていなかった。

帰りがけ、「多摩源流温泉 小菅の湯」に入浴し、上野原→八王子→国道16号で帰宅。小菅の湯はアルカリ性のぬるっとしたお湯で、あまりお客さんも多くなく、大変よい温泉でした。
源流辿り系は、自動車だとなかなか廻りづらいので、次は自転車の方がいいかなぁ。秋は風が気持ちよさそう。