スペイン・フランス旅行10日目 ヴェルサイユ宮殿観光

  • 今日は本旅行最後の観光日。目的地はパリ郊外のヴェルサイユ宮殿
  • 券売所がすごく混むという話を事前に聞いていたので*1、事前にRERオルセー美術館駅で買っておこうと思ったが、窓口で「売ってない。宮殿行って買え。」と言われてしまった。確かに売っているはずなんだが…*2
  • まぁ気を取り直してヴェルサイユ・リヴ・ゴージュ駅へ。駅改装工事の掲示ポスターになぜか日本語版がある。「サービス向上のため、よりスムーズな移動と、利便性を実現します。」って、そんなの観光客に知らせても仕方ないだろうに…
  • 確かに券売所は混んでいたが、せいぜい20分ほど。しかも建物の中で二手に分かれており、有人窓口側は並んでいたが、自動販売機側は並んでいなかったという落ち。日本語音声ガイドもあり*3
  • 各部屋は絢爛豪華という言葉がぴったり。大理石も赤や緑など各色ふんだんに使われており、とにかく金がかかっているという印象を受けた。ヴェルサイユ条約調印式に使われた「鏡の間」は最近修復作業が終わり、鏡もくっきり(実際、当時の鏡はあんなにくっきりしていなかったと思う。窓のガラスには歪みがあったので、当時のものを使っているのかも*4)。オペラ劇場は現在修復作業中のため見学不可。
  • 庭園にも出てみた。とにかくばかでかい。建物を含めた総面積はおよそ1070haというから、東京ドーム換算でおよそ230個分。日本の宮殿、皇居が1.42km^2なので約7.5個分。俺の住む逗子市の0.6倍*5。無謀にも大運河(よくテレビに出てくる庭園の池のこと。上から見ると十字型になっている。)の先まで歩いて行ってみたところ、あんなにでっかかった宮殿が遙か彼方にぼやけて見えるほど。大運河には橋が架かっていないので、十字型の枝の部分まで廻らなければならず、行くのにも戻るのにも一苦労。ちなみに自転車・電気自動車のレンタルや、バスも運行されている。警備員は車で巡回していた。上空をひっきりなしに同じコースでセスナが飛んでいたので、もしかしたら上空からの観光ツアーがあるのかも知れない。
  • マリー・アントワネット離宮にも行ってみた。子供たちと田舎での楽しみを味わうために作ったんだそうな。普通に農場だったので、断頭台に消えた王女も人間味があるじゃないかと思ったら、アントワネット自身は一切土に触らなかったらしい。
  • 帰りにパリ市内で夕食を取る。前回パリに来たときに訳も分からず頼んだタルタルステーキをリベンジ。前回はどんなものか分からず、「充分加熱してくれ」と頼んでしまい、ただの酸っぱいハンバーグが来てしまったが、今回はちゃんと生のものが来た。食後、せっかくパリに来たのでせめて何か市内の名所を見ようとエッフェル塔が見える場所を探し、コンコルド橋の近くから写真を撮っていたら、セーヌ川を「照明船」とでも呼ぶような船が何度も通過していった。この船、乗客は誰も乗っておらず、両舷に大光量の照明がずらっと並んでいるだけで、セーヌ川周囲の建物を照らしながら川を上り下りしている。「パリの灯」はこうして支えられているらしい(違)
  • これで今回の旅行は終了。トラブルだらけの強行軍で微妙と思っていたけど、終わりになるとやっぱり寂しく、名残惜しい。次は何時になるのか見当もつかないけど、またいつかこういう旅行もしてみたいなぁ、と思った。現地時間で明日12:45パリCDG発のKL2012便(AFとのコードシェア)でアムステルダムに、AMSから乗り継いでKL861便、NRT着は9/18の09:40予定。帰ったら写真でもアップします。

*1:前回パリに来たときも美術館の券売所はすごく混んでいた。

*2:RERではなくSNCFの窓口なら売っているという情報もある。RERのC線運営主体はSNCFのはずなんだが。まぁよく分からん。

*3:韓国語や中国語、ロシア語など種類豊富だった。

*4:歪みのない板ガラスを大量生産する方法が確立されたのは戦後、1950年代になってから。

*5:ちなみに宮殿の総面積はWikipediaより。いろいろ情報があって、800haという説もある。どれが正確なのかはよく分からん。あと面積の比較で東京ドームがよく出てくるけど、東京ドームの面積って言われてもあんまり実感がわかないよね。