スペイン・フランス旅行9日目 モン・サン・ミッシェル観光

  • わざわざRennesに泊まったはいいけど、Rennesからモン・サン・ミッシェルへのバス始発は0930なので、実はパリを朝出ても充分間に合うことが判明。ガイドブックの「レンヌをモン・サン・ミッシェル観光の拠点とするとよい。」との記載を信じたのが失敗だった。Rennes駅にもモン・サン・ミッシェル島内にもコインロッカーがなかったので、またもや全荷物を持ちながら観光する羽目に*1。さらに今日は雨。
  • Rennes発のバスは半分くらい日本人。島内も日本人が割と多い。商店の表記も日本語が目立つ。挙げ句の果てに「モン・サン・ミッシェル名物 塩キャラメルワッフル」とか書いてある。こんなところにまで塩キャラメルブームが…
  • どうも日本人が好む観光地ってのは決まっているらしい*2。で、需要と供給よろしく日本人が集まるところには日本人向けのサービスが発達する。スペインには全くなかった日本語音声ガイドもモン・サン・ミッシェルにはあったし、多くの日本人が参考にする「地球の歩き方」に書いてあるようなコース(この場合レンヌ発のバス)には日本人が集中する。別に海外で日本人に会うのが嫌いではないんだけど、こうも日本人だらけだと若干辟易としてくる部分はある。しかも大体はカップルか友人同士。
  • 俺は、モン・サン・ミッシェルを「海上に人工的に作られた教会」だと思ってたんだけど、実は元々島があって、そこに教会を建てたらしい。しかも道路を繋げちゃったもんだから島が陸続きになってしまい*3、今では道路を取り除く工事をしているんだと。
  • バスの中から見たモン・サン・ミッシェル*4孤島感があって結構感動したんだけど、実際に島に入るとそんなでもない。さらに、でっかい荷物を肩から下げているので*5、もう疲れて疲れて観光どころではなかったのが残念。たぶんモン・サン・ミッシェルは朝焼け夕焼けの景色が映える場所だと思うので、Rennesではなくポントルソンあたりに宿を取って、朝早くから歩いて向かえばよかった(実際歩いて行った人のBlogがあった)。
  • 雨が強くなってきて、荷物を提げていた肩も限界に達してしまったので、予定より早く撤収してパリに向かうことにした。本当は有名だというオムレツを食べてみたかったんだけど、1時間待ちと言われ断念*6。1430のバスでRennesに向かう。帰りのバスは8割が日本人だった。
  • しかしRennes駅でパリ行きTGVの予約を取ろうとしたところ、本日はすべて満席との事。全列車満席ってあり得ないだろ常考… 途中のLe MansまでのTGVは空きがあり、そこから在来線に乗り換えれば2130頃にはパリに着く、というのでとりあえずそのチケットをとってもらう。しばらくしてからもう一度窓口に向かうと、1時間後のパリ行きTGVに空きが出たとのことで、早速乗変*7。Le Mansからは専用軌道ということで期待してたんだけど、割と抑え気味の210km/hで運行。そのうち先が詰まっているのか30km/hとかなりとろとろと走った後、300km/h運転に移行。気密性が低いのか、トンネル時の気圧低下が著しい気がする。
  • 結局20分位延着。で、今晩の夕食はケバブ。せっかくフランスに来たんだけど、昨日の夜はピザだった。*8 ところでこのケバブ、なんか糸引いてるんですけど…
  • 明日は本旅行最後の観光、ヴェルサイユ宮殿に行ってきます。

*1:どうやら保安上の理由により、荷物預かり施設はどこも撤去の方向らしい。

*2:昔ローマ行ったときも、「真実の口」の日本人率が他の名所(コロッセオとか)に比べて異常に高かったことがある。なぜか、並んでいる人の半分以上が日本人だった。タイミングにも依るんだろうけど。

*3:江ノ島と同じですな。

*4:よくテレビとかで出てくる構図

*5:モン・サン・ミッシェルを含むヨーロッパの多くの都市は古くからの石畳の道が多く、キャスターを使えないので肩にかけるか持ち歩くしかない。ちなみに東京は、学園紛争の時に大学生が石をはがして機動隊に投げつける、という理由で舗装道路にした。

*6:島内の物価はかなり高い。ワッフルが3.5ユーロ、オムレツは単品で28ユーロ。

*7:もう一枚分金額を徴収されたので、たぶん乗変ではなくて新規発行。っていうかSNCF(フランス国鉄)に乗変手続なんてあるんだろうか。これに限らず、日本のシステムに慣れていると、いろいろと戸惑うことが多い。全席指定なら立席特急券を発券できないのかな、とか。

*8:パリとかレストランに入りづらい。なんか高そうだし。