スペイン・フランス旅行5日目　コルドバ観光

今日のお題は「荷物」。
今回の旅行では、スーツケースではないがソフトケースの大きい版みたいな鞄（なんて言うのか分からん）と、リュックサックに荷物を入れいている。で、なんか治安が悪いなんて話があったので、別途エコバッグを持ってきており、普段はソフトケースとリュックはホテルにおいて、ガイドブックとかの必要物資をエコバッグに入れて持ち歩いている。
ところが、今日は全部の荷物をずっと持ち歩く羽目になった。
まず、朝コルドバのホテルをチェックアウト（0830頃）。コルドバは中心部と長距離バス発着場が離れているので、バスの時間（1030）まで荷物を持ち歩きながら少し歩いてみることにした。ところが、アルハンブラ宮殿が一望できるサン・ニコラス展望台（昨日行ったところ）に行こうとしてまたもや道に迷う。迷い続けて、帰り道も分からなくなって展望台に到着したのが0950。
なんとか少し広い道に出て、タクシーを捕まえて*1、バスターミナル到着は1025。
その後、2時間半かけてコルドバに戻る。で、駅のコインロッカーに荷物を入れようとしたら全部*2埋まってる。他に荷物を預かってくれる施設はないということで、やむを得ず全荷物を抱えながら移動することに。しかもマドリッド行きAVEが混んでいて指定券が取れず、コルドバに2000まで（当初予定では1800頃）いることになってしまった。
コルドバといえばメスキータ。最初キリスト教の教会があり、アラブ人が壊してメスキータを作り、増築を重ねて巨大になったところでレコンキスタによりキリスト教復活。で、建物はそのままに教会に改造したという数奇な歴史をたどっている建造物。そんな所以なので、中を見ても全く教会っぽくない。唯一真ん中の教壇（？）付近はヨーロッパ標準教会様式みたいな感じ*3。しかしまぁ、ここを改造して使ったキリスト教徒の心境や、使われる側になったイスラム教徒の心境はどんなんだろう。微妙すぎる気がする。
このメスキータに入場する際に一悶着。チケット買って入ろうとしたら、警備員に「荷物が大きすぎる」といわれ入場拒否。なんとか交渉してみたがソフトケースは不可。途方に暮れて、近くのホテルを手当たり次第尋ねて荷物を預かってもらえないか聞いてみたところ、3件目にしてようやく預かってくれるというホテル発見*4。そのホテルの名は「HOTEL LOS OMEYAS」。超感謝。皆さん、コルドバで泊まるならHOTEL LOS OMEYASですよー（笑）
その後、｢花の小道」と呼ばれる道・広場でぼーっと30分ほど座ってた。いろんな国の人が来ては帰ってゆく様をみて、こういうところに住む人の気持ちがちょっと分かった気がした。日本人は団体さんで来て3分で帰って行った。欧米系の人はなぜかCanon EOS kissの所持率が異常に高い。ちなみにこの場所は、やっぱり誰もいない瞬間が一番よい。
あと、前言撤回。何ですかあの暑さは。やっぱりシエスタとって正解だわ、と思える暑さだった。肌が焼けるような気がした。
その後、ローマ時代の水道橋を見学し、夕食を食べてマドリッド帰還。水道橋は修復しすぎて、ただの橋になってた。それよりも袂の博物館が興味深い。要はイスラム教の博物館なんだけど、特にイスラム教はこういう宣伝活動が足りないと思う*5。ひとしきり感心したんだけど、係員の「Are you native Japanese?」の一言で台無し*6。
で、マドリッドでホテルに迷う。結局見つけるのに1時間、またもや全荷物を抱えながら同じ道を行ったり来たり。警官とか近くの人とかに聞いてみるとみんないろいろアドバイスしてくれるんだけど、大体何かしら間違いが混じってる*7。なかなか厄介。ホテルは悪くないんだけど、無線LANは弱すぎて使い物にならず、従業員は英語が通じなかった。
明日はなんと朝0630のAVEで*8 バルセロナに行きます。

*1:スペインでは東京と同じく流しのタクシーが多い。しかもタクシー代が安い。計算したら、なんと初乗り3kmまで3.64ユーロ（500円強）。ちなみに新型プリウスは21700ユーロだった。

*2:といってもせいぜい50箱くらいで全部。ターミナル駅としては少なすぎると思う。

*3:そんな標準様式はないんだろうけど。ゴシック様式とかそういうやつ。

*4:実は最初はダメっていわれたんだけど、困り果てた顔をしていたら「ここに置くだけならいい」と言ってくれた。

*5:だってキリスト教が題材のマンガ・ラノベなんて腐るほどあるけど、イスラム教が題材のものなんてみたことないでしょ（笑）。もっとがんばればいいのに、と思った。

*6:曰く｢肌が黒いから」だと。

*7:例えば｢この先、道の反対側だ」→先は合ってたんだけど道のこっち側、とか。

*8:こっちの0630はまだ夜中的な扱い。