大橋JCT見学に行ってきた

来年3月に開通する首都高中央環状新宿線。その結節点となる大橋ジャンクションの見学会に当選したので行ってきた。

大橋ジャンクションは4層ループ構造*1になっており、中央環状線と3号渋谷線の中継点となる。来年3月にはまず北側の西新宿JCT-大橋JCT間が、その後平成25年度には品川側が開通する予定。JCTはイタリア・ローマのコロッセオに匹敵する大きさなんだと。周辺環境に配慮してループ部分をコンクリで覆っているので*2、外からは全くの謎の構造物。

見学会はおよそ1時間。ヘルメットをかぶって工事用の開口部*3から内回りのループに入り、進行方向とは逆に登っていく。途中で職員の方から施設概要や構造、パトロールカーなどの説明を受け、その後屋上部分に出る。この屋上は完成後に公園になる予定らしい。で、記念撮影をしてから外部の非常階段で地上まで降りて終了。ドライブシミュレーターの体験コーナーがあったり、お土産セット(携帯ストラップとかもらえた)があったりと至れり尽くせり。

見にくいけど舗装が色分けされている。都心方向か東名方向かで赤と青に塗り分けられているんだけど、職員の方に聞くとこれはテスト舗装なので本番の舗装ではないらしい。よく考えるとこの場所は内回りだから、矢印の向きが逆。

トンネル内に設置されている消火栓。最初の数分間は泡が、そのあと水が出るらしい。外見からすると、他の高速道路トンネルの消火栓とは違うみたい。ホースは保形ホースだったけど、手元ノズルに開閉機能がなかったので、一般の建物で言うところの1号消火栓*4みたいなものかな。


未だ建設中。みんな写真を撮りまくってた。2枚目の写真、合成の継ぎ目がずれてる…

職員の方が着ていたTシャツ。非売品らしい。残念…


職員の方は皆親切で、いろいろな質問に答えてもらえた。これまでにも多数見学会を開いたり、サイトにblogがあったりと広報活動に大変熱心な印象。プロジェクトが動き始めてから10年以上、頭の下がる思い。
中央環状線が品川まで延伸すると、逗子に住んでる俺としてはだいぶ交通の便が楽になりそう。新潟方面に行くには圏央道の完成を待たないといけないけど。

*1:正確には、ループの内側にアクセスする通路があるので5層らしい

*2:窓に似せた模様はあるけど、開口部は全くない。

*3:この開口部は完成時には塞がれるんだって。

*4:屋内消火栓には大きく分けて、2人以上で操作する1号消火栓と1人で操作できる2号消火栓がある。1号消火栓はホースの根本側にバルブがついているので、1人では操作できないのと、起動ボタンを押さないと水が出ない。その代わり水圧が高い。最近は易操作性1号消火栓なんてのもあるらしいけど。