火災警報器を取り付けた

先日、母親が湯たんぽを火にかけたまま寝ちゃって危うく火事になりかけたというので、住宅用火災警報器を取り付ける事にした。設置義務にもなった事だし。*1
で、既築住宅への住宅用火災警報器住警器)の設置義務詳細は市町村の火災予防条例によって定められる事になっているんだけど、義務化される期限とか設置場所とかが各市町村によってバラバラなので結構面倒くさい。
原則として全寝室と階段への設置は義務だけど、*2これ以外に台所への設置が義務づけられていたり(横浜市など)、台所への設置は努力義務にとどまっていたり。ちなみに東京都は他市町村より基準が厳しくて、全居室への設置が義務づけられている。期限も千葉県は平成19年までに既築住宅への設置が義務化されているけど、神奈川県は平成23年まで猶予されていたりとまちまち。
住警器自体も熱式(定温式スポット型)と煙式(光電式スポット型)があって、原則煙式を設置する事になっているけど台所への設置は熱式でもよい、となっている事が多い。*3

本来逗子市火災予防条例では全寝室+廊下+台所への設置が義務になっているんだけど(29条の3)、予算の関係上とりあえず我が家では、台所と一部の寝室にのみ取り付ける事にした。屋根裏にもぐって連動信号線を這わせるのは相当面倒くさそうなので、パナソニックのワイヤレス連動型を4台購入(SH4903とSH4620)。ワイヤレス連動型はパナソニックからしか出ていなくて、しかもかなり高い(1台9000円位する)んだけど、折角なら連動式の方が安心できそう。ちなみに電波は2.4GHz帯のISMバンドを使ってるのかと思ってたら、426MHz帯の特定小電力通信だった。無線LANとかBluetoothとかデジタルコードレス電話とかで電波状況が悪い我が家でちゃんと連動できるか心配だったけど一安心。

どうしようか迷ったんだけど、能美防災のページなんかを見ていると台所でも熱式より、煙式を直接煙がかからない場所に設置した方が火災を早期発見できるという事で、4台とも煙式にした。まぁ誤発報が続くなら熱式に変えればいいかな、という事で。しかし汚い天井だ…

設置は天井にねじを2箇所留めるだけ。とはいえこの「上向きにねじを締める」という作業、実はかなり辛い。全部取り付ける頃には肩が上がらなくなるほど疲れた…
テストしてみたところ、警報音はよくビルとかで聞く「ファンフォンファンフォンファンフォン」ではなくて「ブイーッ」という警報音プラス音声警報だった。音声はちょっと緊張感に欠けるかな?って気もしたけど、まぁ普通気づくだろ、って音量だった。
電池はリチウム電池2本使用で10年持つという事なので、これで当分は安心できるかな。

*1:ちなみに設置は義務化されるけど罰則はない

*2:ただしこれも階数とか床面積とかによって変わってきたりする

*3:光電式は多量の煙や水蒸気に反応する事があるため