おのれ竹中平蔵…

土曜の夜に郵便を送らなきゃいけなくなったので、東京駅そばにある東京中央郵便局に行ったら、なんと閉店してた。
そういえば建て替えるって話を思い出しながら近くにあるゆうゆう窓口(時間外受付窓口)を探すと、なんとどこにもない。
郵便局は2007年10月の民営化に伴い、大きく分けると5つの株式会社になった。窓口業務の「郵便局株式会社」と郵便事業を行う「郵便事業株式会社」、貯金業務の「株式会社ゆうちょ銀行」、簡易保険の「株式会社かんぽ生命保険」、そして持ち株会社の「日本郵政株式会社」の5社である。
で、普通の窓口はオレンジ色の「郵便局株式会社」の事業なんだけど、時間外窓口であるゆうゆう窓口はなぜかレッドの「郵便事業株式会社」が事業を行っているらしい。一体なんで分けてるのかさっぱり謎。(余談だけど、中には郵便事業株式会社直営の窓口ってのもある。複雑怪奇…)
地図を見ると、東京中央郵便局のまわりには、オレンジ色の郵便局や緑色のゆうちょ銀行ATMはいっぱいあるのに、郵便事業の赤色は全然ない。とりあえず記憶の片隅にあった0120-232886(郵便のコールセンター:「ふみにはハロー」という謎の覚え方がある)にかけてみたら携帯電話からは繋がらないと来た。がっでむ。有料のナビダイヤル0570-046666にかけ直して事情を説明したら、銀座か日本橋に行けと言われた。
仕方ないので、銀座の「東京中央郵便局(仮局)」に行ってみたら、なんと仮局には郵便事業会社の窓口はないらしい。話が違う…
じゃあこの近くにあるゆうゆう窓口は? と聞いたら、大手町駅のあたりにある「郵便事業株式会社銀座支店大手町分室」に行けと言われた。また丸の内側に戻るのか…
丸の内側に戻って、何かのダンジョンのような東京駅→大手町駅の地下街を通って、やっと銀座支店大手町分室のゆうゆう窓口を発見。最初に東京中央郵便局に行ってからここまで、なんと1時間かかった。

民営化されると市場原理で便利で安くなる、って話だった気もするんだけど、一体なんでこんなに面倒くさくなってしまったのか…



おまけ:大手町ビルの中
土曜の夜の地下街は、人っ子一人いないゴーストタウンでした。こんな感じの風景をどっかで見た気がするんだよなぁ。ビューティフルドリーマーだったかなぁ?