吉野家の牛丼

アメリカ産牛肉禁輸措置によって吉野家から牛丼が消えて久しいが、政府は年内に禁輸措置を解除する事を決めたらしい。
しかしアメリカ産牛肉は怖い。結局全数検査もしないことになったし、生後20ヶ月以内といっても、トレーサビリティが確保されてないから肉質で判断するなんて言ってるわけで、こりゃ信用しろってほうが無理だ。
吉野家は早ければ来年1月から米国産牛肉を利用した牛丼の販売再開を始める方針というが、どう考えても積極的に食べに行こうとは思えない。

と、いうことで今の内に吉牛の「食べ納め」をしておこうと思い立った。
現在、吉野家では一部の店を除き牛丼を売っていないが、競馬・競艇場内の店舗と築地一号店では国産牛肉を利用して牛丼の販売を継続している。なので、そこに行けば今の内に「安全な」牛丼を食べられる訳だ。
今回行ってきたのは築地一号店。新潟からの帰り、新橋駅で降りて徒歩15分ほど。新大橋通りからコスモ石油のある交差点を市場の中に入っていくとしばらくして左側にある。
行ったのがまだ日の出前の朝の5時半頃だったので、市場はものすごい活気にあふれていて、なかなか一般人が入れるような雰囲気ではなかったんだけど、特に入口で止められるような事はなく市場内に潜入成功。で、吉野家発見。
店はこぢんまりした普通の吉野家で、中もどこにでもありそうな作り。ただ、客層は市場関係者がほとんど。
とりあえず大盛りつゆだくを頼む。待ってる間色々見てると、店員が常連客を覚えているようで、客が店に入った瞬間店員が「ネギだくだくつゆなし」なんてかなりマニアックなオーダーを出してたりしてうける。程なく牛丼到着。

2年ぶりの吉牛はどうだった、と聞かれると正直返答に困るけど、まぁ吉牛は吉牛だな、といった感じ。国産牛だからなのか、若干「ジャンク風味」が薄れている気はした。あと少しタレがしょっぱめだったかな。


帰り道、市場の近くを歩いていると寿司やら海鮮丼やらの店がいっぱい並んでた。わざわざ築地市場まで来てまで吉牛食べることもなかったか…