護衛艦「ひゅうが」を見てきた
近所の横須賀・吉倉で護衛艦の一般公開があるというので見てきた。
見てきたのは巨大な全通甲板が特徴的なヘリ空母、「ひゅうが(DDH-181)」。
俺が行った1430頃はだいぶ空いてて5分で乗艦できたけど、最長で100分待ちだったらしい。
就役日が今年3月18日とつい最近なので、内部はまだピカピカでペンキの臭いが強い。
甲板まで上がってから、ヘリ用のエレベータで格納庫まで降ろしてくれた。このエレベータ、お客さんを乗せてピストン輸送でフル稼働。本番より動かしてるんじゃないかと思った。
航空機用とはいえ「昇降機」と言うくらいだから、建築基準法に基づいた定期検査*1をするのだろうかと思って、定期検査報告済証(こんなの)を探したけど、さすがに張ってなかった。
で、近くの自衛官の方に聞いてみたら、「建築基準法や自衛隊法に則って検査を行っております。」とのこと。でも建築基準法に自衛隊の除外規定なんてない気がするんだよなぁ…
後で祖父と話したら、「13500トンか、小さいな」だそうで。やっぱり戦前の人は感覚が違うな(笑)*2
海自護衛艦ひゅうが一般公開/横須賀(神奈川新聞)
(前略)
一般公開は十一日限り。見学者が多く階段での移動に時間が掛かるため、航空機を甲板に出す際に使う昇降機に見学者を乗せる”サービス”も。また、海自初となる航空機火災などに対応する救難作業車も展示。ひゅうがの就役を記念したタオルやマグカップなどのグッズも販売され、人気を集めた。同総監部によると、約八千二百五十人が来場した。
それでも1万人は来なかったのか。
(4/14追記)
上記の件、ちょっと調べたところ、船舶内の昇降機は建築基準法12条3項ではなく船舶安全法5条、同法施行規則56条の2、60条の2による検査を受けなければならないらしい。
そして、海上自衛隊の使用する船舶の場合、自衛隊法109条の規定から船舶安全法の適用が除外されるので、結果として自衛隊法(及び関連規則)による検査のみを受ける事になる(はず)。
そもそも、定期検査報告済証自体が法定のものではないので(検査自体は義務)、まぁ張ってなくても不思議はない。